本書は歯科医師となるために、歯科医師国家試験の合格を目指す学生を対象として、歯科薬物療法学を基礎と臨床を踏まえて多角的に解説している。本書には第6版からの最新版として、進展の早い薬理学関連領域に対応した内容となっている。また、本書には9つの特徴がある。
①「Key Words」として、各章の文頭に重要事項を掲載しており、予習や復習で活用できるようにまとめた。
②文章中にある「Step by step」は、関連項目の一歩進んだ内容ではあるが、ぜひ修得されることを望む。
③欄外の「吹き出し」には、専門用語などが説明されており、内容を理解する一助となれば幸いである。
④「アドバンススタディ」では、探究心旺盛な読者のために、より深い内容を記載した。歯科医師国家試験を受験するまでには理解されることを勧める。
⑤「クイックテスト」は、各章の基本的事項を問題としたので、確認に使用していただければと考えている。
⑥全編にわたり図表を多く取り入れ、読書が内容を容易に理解できるように構成した。
⑦ 本書は、読者が書き込むためのスペースを配慮し編集を行った。
⑧ 「ひと息コラム」では、薬理学に関するコラムを掲載した。学習の合間のひと息を提供できれば幸いである。
⑨「じょうざいちゃん」と「カプセルくん」が、読者を応援している。
読者が歯科医師となったとき本書を踏み台として、さらに深く学び続けていただくことを祈っている。 (序文より)
訂正表
「歯科薬物療法学第7版」訂正表