声の道場III 〜人間力を取り戻そう〜

出逢って 目覚め 目覚めて 出逢う 人の繋がり

私の「声の道場」での活動は“日本の声”から始まりましたが、“日本の体”を取り戻し、“日本の心”を守り、「本当に大切な物は何かも見極める」そんな日本人が少しでも増えることを願っています。(本文より)

著者
山村庸子
定価
990円(送料実費)
ISBN
978-4-87078-190-0 C2073
サイズ等
B6判/並製本/196ページ
本書の内容
「声の道場」のこれから

【第一章】日本の体を取り戻そう
「声の道場」の変遷
中学校からの依頼
受講の反応と感想
その後の学校の対応
子供へ伝えること
甥からのメール
日本人の姿勢が崩れてきた原因

【第二章】体を和の楽器に
和の発声を外国人に
悩んだ末の発見と学び

【第三章】新聞記事から
声楽のイメージトレーニング
体の中心から奏でる
軸のいろいろ

【第四章】能エクササイズを始める
声は息、息は構えにあり
謡も舞も、腰から始まる
摺り足とずり足
本当の「摺り足」を教える
リハビリのお手伝い

【第五章】人間力を取り戻そう
日本の心を守ろう
衰えてきている人間力
乗り越える力
バランスの大切さ
「適当」と「いい加減」
最後に

【第六章】共に考える
日本の機能的身体と文化的身体について(中村尚人)
謡の稽古から考える呼吸と現代社会(草柳千早)

あとがき
著者について
山村 庸子(やまむら・ようこ)

昭和23年 福岡県生まれ
昭和46年 慶應義塾大学商学部卒
昭和47年 福岡にて観世流シテ方鷹尾祥史師に入門
昭和53年 上京し、梅若六郎師(現 実師)に師事
昭和63年 観世流師範となり、梅若会に所属
平成17年 観世流準職分となる
緑桜会主宰
「声の道場」主宰