健康科学の取り扱う領域は、公衆衛生学、環境保健学、栄養学、疫学、社会医学、衛生行政、医療管理、医療情報、社会保障論、社会福祉論、行動医学など多岐に渡っており、衛生学系講義の中でも基盤知識を構築する大切な科目です。基本的な社会の仕組みや、歯科学生に求められる社会的知識の確認には相応しい科目でしょう。その本質を理解し対策を考えて分析を行う「対応力」が必要となってきます。
本書は、初めて歯科医学を学ぶ歯学部や歯科衛生学部の低学年の学生が活用することを想定し、SNSに慣れた世代にとって負担の少ない、読みやすい内容とすべく、各章のページ数を抑え要点をまとめた入門書のような構成としました。今版では新たに語彙力強化のポイント部分を追加し、弱点項目のフォローも強化しました。